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【例会振返り】倒産寸前から超高収益企業へのV字回復の軌跡

<報告内容のポイント>

・債務超過、倒産寸前状態から脅威の復活、借金を完済し、高収益企業に生まれ変わった。

・提供する商品を変更した訳ではなく、①新規開拓に注力、②お客様の元に足を運び徹底してニーズに応える、③数字を把握し採算を考えた引受をすることで収益性を高めることができた。

・大口先でも赤字引き受けになる案件は減らしていった。

<感想>

リーマンショック、一社依存、債務超過、苦しい状況がオンパレードの中、正しい取り組みを必死にすればここまで成果が上がるのかということが驚きでした。

・売り先の開拓が重要

自社の商品を変えた訳ではなく、展示会に出店し、売り先を開拓することに注力することで、自社商品を強く求めているお客様を見つけられたことが、収益の改善に繋がったというお話から売り先開拓の重要性を痛感しました。

・数字をしっかり把握する

採算性を改善する為に、決算書の読み方をしっかり勉強されたとのこと。数字が分かることで、売り上げは上がるが利益が出ない、利益が出ても資金が足りないという状態から脱することができ、借金を完済できたとのこと、数字を見る大切さを痛感しました。

・学ぶだけでなく実行し切る

別所さんがすごいところは学ぶだけでなく、徹底して実行するところです。どんどん行動することで視座が高まり、成果に繋がっていくのだということが分かりました。

最後に、同友会では、現役経営者から活きた経営の知識を学ぶことができます。また、他の経営者が実行して成果を出している姿を見て、刺激を得ることもできます。自社の経営に課題感を感じている方は是非一度例会に参加してください。例会のゲスト参加は無料です。

7月上町支部例会振返り 共育が会社を成長させる~固定観念にとらわれない組織創り~

R4年7月25日
大阪市阿倍野市民学習センター・講堂において、
上町支部7月例会を開催しました。

報告者は、株式会社NOTICE 代表取締役の布谷由美子さん。
テーマは「共育が企業を成長させる ~固定観念にとらわれない組織作り~」でした。

57名の方に参加していただきました。

報告では、
 *布谷さんが『女性の活躍できる職場を増やしたい』と思ったきっかけ。
 *布谷さんの起業時の女性採用にこだわった取組み内容。周囲からの声に負けずに目標達成した話。
 *自身の会社での人材育成。固定概念に囚われていた気づき。
 *コロナ後経営革新計画策定を通して新規取組みにより業績回復。
 *今後の目標、そして自身会社での人材育成について。

ということをお話いただきました。

小方建設株式会社の代表取締役 小方清隆さんより下記のようなご感想をいただきました。

私の働く建設業界でも、女性の進出は増えてきていて設計監理・現場管理・土木・大工・内装仕上・大型車両運転手など何名かの顔も浮かぶ。みなさん女性らしい柔らかさもあるがはっきりした意思を伝えられる方が多い。
男性社会でコミュニケーションの少ない建設業では、女性がいるだけで華やかになるし会話も増えていたのを思い出した。
私は女性の社会進出は賛成だが、働く女性側からもはっきりとした意見や条件を出してほしい。ここは女性側からも発信してほしい。理解しようと努めるが、男性と女性では理解できない事が必ずある。このあたりをNOTICEさんがしっかりお話されれば女性の社会進出は増えると思った。また素晴らしいパートナーになれると思う。
女性だからと理由であきらめない! 自分の人生を自分らしく生きたい!
そんな女性は沢山いらっしゃると思います。女性の本当に働く目的を追求し希望ある未来を開き続けてほしいです。

小方さん、ご感想ありがとうございました!

今月も大変学びの多い例会となりました。
上町支部では、7月のテーマ『人材育成』に続き、8月も『人材育成』とまた違った取組みの内容となります。

また9月は『差別化・ブランディング』と、経営者にとって悩みの多いテーマとなっています。

会員ではない人もゲストとして参加できます。
まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

大阪府中小企業家同友会事務局
TEL 06-6944-1251

7月平野支部例会 振返り 企業変革支援プログラムで会社は変わる

7月例会は住之江支部の松浦さんによる報告でした。

同友会には企業変革支援プログラムという、自社の強みや弱み、取り組めている事や課題などを見える化出来る診断プログラムがあります。松浦さんは社員さんと一緒にそのプログラムを毎年実施し、自社の成長に活用されてきた実体験を報告して頂きました。

企業変革支援プログラムがある事はもちろん知っていましたし、指針セミナーを受講した際に1講で実施するので、それ以降自社でも実施していましたが”活用”と呼べる程では全くなく、どのように活用すれば良いのか、そもそも活用出来るものなのか?と思っていました。

松浦さんが仰っていた「年輪経営」とは、毎年少しずつでも自社や個々が成長して行く事を目的とされているとのことですが、どれくらい、そしてどのように年輪経営が出来ているのか、また、来年はより大きな成長にする為にはどういった課題があるのか?等を、企業変革支援プログラムで抽出し、社員と共に話し合い、取り組む事が出来る方法を教えて頂く事が出来ました。

私は社員を巻き込む事が得意ではないのですが、「どのように」の方法を一つ知る事が出来たと、今、とてもワクワクしています。松浦さんの会社では、社員さん全員で取り組んでいらっしゃるとの事でしたが、弊社ではまず、管理職と事務スタッフとで取り組もうと思います。

2022年6月【平野支部例会】振返り記事

講師:桑野会計事務所 桑野 充弘
報告者:吉原建設産業株式会社 吉原 和希
テーマ:数字をみるのが難しいと思っていませんか?

〈例会での学び〉
簿記の勉強は大学でしてきましたが、経営者としての決算書の読み方が分かっていなかったと気付かされた例会でした。

当日は、講師の桑野さんから決算書を読む際の勘所についてレクチャーがあり、その後報告者の吉原さんから自社の決算書を複数年分並べることでの気づきについて報告がありました。

私も例会後自社の決算書を10年分エクセルに打ち込んだところ、今の経営課題が実は過去にも会社としては経験したような課題であり、俯瞰して見ると十分克服可能であることに気が付きました。

また、自社の事業の強みと弱みについても数字を並べることでよく分かりました。

グループ討論では、決算書2期分をみて、数字の動きから経営者の考えや事業のリスクを読み取る練習をし、決算書でそこまで分かるのかと苦手意識を持っていた数字を見るのが楽しくなりました。

<今後の活動>
平野支部では、今期「論語の前に算盤」というタイトルで「マーケティング」「経営戦略の立て方」「銀行との付き合い方」等経営者としての学びを深めていきます。こちらの勉強会は平野支部会員限定(ゲスト参加可)ですので、参加ご希望の方はお問い合わせからご連絡ください。

根拠のある目標設定の仕方

経営者の皆様自社の目標はどう設定していますか?

 

売上10%アップや営業利益20%アップという目標でしょうか?

 

先日の7月例会で坂元鋼材株式会社の坂元社長から根拠のある目標設定をという話があり、

私の中でしっくりきたので紹介させて頂きます。

 

坂元社長は、目標として「社員一人当たり自己資本金額」を設定しているとのこと

です。なぜこの目標なのかというと、「業績が不調な時でも社員の生活を守る為に

会社の意思で使えるお金を貯める為」ということでした。

 

そして、社員一人当たり1,000万円を何年以内に貯めるのかを決めると今年の税引後純

利益はいくら必要という風に逆算して、営業利益や売上の目標値を決めるということです。

 

坂元社長は目標設定をこのように変更されてから、目標に対する納得度も高まり、

元々社員一人当たり自己資本金額が375万円だったところから、2,000万円を突破する

までになったということでした。

 

目標値をどのように設定すれば良いのか悩まれている経営者の皆様は、一度ご自身が

大切にしたい事を達成出来る指標を立て、そこから逆算で営業利益や売上目標を決め

られてはいかがでしょうか?

 

大阪府中小企業家同友会では、経営者が実際の経営で培った経験を共有し、各経営者

の経営能力を向上させています。

 

ご興味のある方はまず例会からご参加ください。