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10月平野例会振返り 「国民や地域と共に歩む中小企業」ってようわからん!?だから身近で実践した人の話を聞こう!

<報告者>
有限会社エムアンドジー キタデ
代表取締役 北出 義孝

株式会社富士精機
代表取締役 田村 孝

株式会社山本建材
代表取締役 山本 弘司

10月の平野支部の報告は平野支部の有志から生まれた地域貢献活動「フィールドコア」についての報告でした!

「フィールドコア」では、社会貢献活動として地域の学校で「キャリア教育」や「ものづくり体験」の取り組みをしています。

なぜ、そのような活動をするに至ったのか?
「社会貢献の中で多くの気づきを得ることができる」目から鱗の報告でした。

例会タイトル「国民や地域と共に歩む中小企業」ってようわからん!?だから身近で実践した人の話を聞こう

<感想>
1:フィールド・コア平野ができたきっかけ
「勇・友・遊」の3つのゆうを掲げ、2005年に立ち上がった。特に「遊」の想いを大事に仲間と集った。
結果、活動の質があがったことで「何のために活動しているのか」を落とし込んだ結果、活動理念が生まれた。
活動理念
・もの造りの大切さ・楽しさを次世代へ伝える
・もの造りを通じて働く喜びを伝え、地域に根差す人造り
・人造り・もの造り・夢造り

2:キャリア教育をはじめたきっかけ
地域の小学校~大学生までの幅広い層にもの造り体験を通して、楽しさや喜びを知ってもらう為に活動を開始した。
万華鏡造りを通して、多くの子供たちと交流が出来ている。
感動を覚えて、地域のもの造りに就職してほしい。
大事にしている想いは、
・キャリア教育は見返りを求めてはいけない
・人生の大人として、「人間同士」の付き合いがないと意味がない
活動を続けるうえで、子供たちから学ぶことも多く、お互いがよい学びとなった。

3:産業交流フェアへ参加したきっかけ
「近くの工場は何をつくっているのか知ってもらおう」がきっかけ。
万華鏡造りのアンケートでは「楽しかった」の回答が多く、以降毎年参加することに。
ここでも特に、得は無く、自己成長の為に参加している。
1・2・3を継続する為のモチベーションは「感動してもらえるから」「みんなの笑顔が素晴らしいから」など
利他の心であること。

4:グループ討論「次の世代の子どもたちに何を伝えたいですか?」
グループ討論では「人造り」がキーワードとして出ました。
今の日本のおいては、会社にいれば給料がでるなど、浅い考えをもった人も増えてきている。
もっと「お金を稼ぐ」ことについての感覚を早く養ってもらうのが大事。
また、現代ではありとあらゆる情報が錯綜しているが、しっかり情報を見極め、自分事として物事考えることが大事と話がでました。

今回も多くの学びをいただくことができました!

【平野支部】9月例会振返り 数字が見えたことで会社が変わった~まずは売上至上主義からの脱却~

平野支部の9月例会は、株式会社リサイクル 代表取締役の大天さんにご報告いただきました。

大天さんは社長就任時に売上倍増と全国展開、経営理念の達成を掲げ、順調に業務の拡張と設備投資を進めていきました。それが一点、リーマンショックを受け、徐々に売上が減少していきました。その状況下、経営状態を良くする為に売上を上げる、経費を削減する、コストダウンの3つを社員さんに徹底しましたが、中々経営が好転しなかったという事です。

社員さんの頑張りで売上は上がりますが、利益が出ず、何故利益が出ないのかとの疑問に至り、その疑問はMG研修に参加することで解決に導かれます。

経営に必要な数字は売上目標のようなゴールの数字よりも、自社が今はどのような状態かを知り、そこから強みと弱みをどのように進めていくべきかの判断が出来る「現時点の指標」の方が大事だと気付かれたとの事です。

また、売上高に関係なく発生する固定費を捻出するには、売上高の数字だけでは足りず、仕入原価や外注費等、売上によって変動する費用を差し引いた「粗利益率」が固定費と同じになる事が「損益分岐点」なんだと理解され『売上至上主義からの脱却』へと繋がっていったとの事です。

特筆すべきは、経営計画を立てる際は、まず社員さんの給料の支払い額を最初に決めるとの事です。給料の支払いに絶対的に責任を持つ大天さんの経営姿勢は、美辞麗句を並べ立てるよりも社員さんをとても大事にしていることが伝わってきました。


最後に大天さんの夢は、社員さんが社員さんの子供たちに「株式会社リサイクルは安心して働ける良い会社だ」と勧めてくれ、社員さんの子供たちが入社してくれる会社にしたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

論語と算盤を実践している報告でとても良い勉強になりました。

【例会振返り】倒産寸前から超高収益企業へのV字回復の軌跡

<報告内容のポイント>

・債務超過、倒産寸前状態から脅威の復活、借金を完済し、高収益企業に生まれ変わった。

・提供する商品を変更した訳ではなく、①新規開拓に注力、②お客様の元に足を運び徹底してニーズに応える、③数字を把握し採算を考えた引受をすることで収益性を高めることができた。

・大口先でも赤字引き受けになる案件は減らしていった。

<感想>

リーマンショック、一社依存、債務超過、苦しい状況がオンパレードの中、正しい取り組みを必死にすればここまで成果が上がるのかということが驚きでした。

・売り先の開拓が重要

自社の商品を変えた訳ではなく、展示会に出店し、売り先を開拓することに注力することで、自社商品を強く求めているお客様を見つけられたことが、収益の改善に繋がったというお話から売り先開拓の重要性を痛感しました。

・数字をしっかり把握する

採算性を改善する為に、決算書の読み方をしっかり勉強されたとのこと。数字が分かることで、売り上げは上がるが利益が出ない、利益が出ても資金が足りないという状態から脱することができ、借金を完済できたとのこと、数字を見る大切さを痛感しました。

・学ぶだけでなく実行し切る

別所さんがすごいところは学ぶだけでなく、徹底して実行するところです。どんどん行動することで視座が高まり、成果に繋がっていくのだということが分かりました。

最後に、同友会では、現役経営者から活きた経営の知識を学ぶことができます。また、他の経営者が実行して成果を出している姿を見て、刺激を得ることもできます。自社の経営に課題感を感じている方は是非一度例会に参加してください。例会のゲスト参加は無料です。